AI検索対策って何をすればいい?中小企業がやるべき5つと、信じなくていい話

「試しにChatGPTで『地域 〇〇 おすすめ』と聞いてみたら、うちの会社が出てこなかった。何か対策はありますか?」

今年に入って、この種のご相談が増えました。「AI検索対策をやりませんか」という営業の電話やDMを受け取った、という話も一緒に聞きます。

結論から申し上げます。AI検索対策という新しい魔法はありません。中身の8割は、昔ながらの「正直な情報整備」です。 そして残りの2割も、無料でできることばかりです。

この記事では、何が起きているのか、中小企業が実際にやるべきことは何か、そして信じなくていい営業トークはどれか。この3つを、当社自身がやっていることも含めて説明します。

何が起きているのか:検索の入口が増えた

まず現状の整理です。

Google検索には2024年から「AIによる概要」が表示されるようになり、2025年にはAIモードも日本語で使えるようになりました。検索結果の一覧を見る前に、AIがまとめた答えを読んで終わる人が増えています。ChatGPTやGeminiに直接「近くのおすすめの店」を聞く人もいます。Googleマップの中でAIに質問して店を探せる機能も、海外で先行して始まっています。

つまり、お客様が会社を見つける入口に「AIのおすすめ」が加わった。これが起きていることのすべてです。

ここで大事なのは、AIが何を根拠におすすめを答えているかです。

AIはどうやって会社を選ぶのか

AIは、ゼロから答えを発明しているわけではありません。ウェブ上に公開されている情報を読んで、突き合わせて、要約しています。 ホームページ、Googleビジネスプロフィール、口コミ、地域のポータルサイト。人間が調べるときに見る情報を、AIが代わりに読んでいるのだと考えてください。

そう考えると、答えはおのずと見えてきます。

  • 情報が存在しない会社は、おすすめのしようがない
  • 情報がバラバラな会社は、同じ会社だと認識されにくい
  • 情報が曖昧な会社(何をいくらでやるのか書いていない)は、質問への答えに使えない

逆に言えば、やるべきことはこの裏返しです。

やるべきこと1:会社の基本情報を、どこでも同じ表記にする

会社名・住所・電話番号を、ホームページ、Googleマップ、ポータルサイト、SNSで一字一句そろえてください。「(株)」と「株式会社」、番地の書き方の違い。人間には同じに見えても、突き合わせる側にとってはノイズです。

これは「Googleマップで見つけてもらうには」に書いた内容と同じです。マップ対策とAI検索対策は、土台が共通なのです。

やるべきこと2:質問に答えるページを作る

AIへの質問は「〜っていくらくらい?」「〜はどこがいい?」という形をしています。だから、質問に答える形で書かれたページが引用されやすい

具体的には:

  • 料金を書く。「お問い合わせください」だけにしない
  • 対応範囲を書く。何をやって、何をやらないのか
  • よくある質問と答えを載せる

「価格を書くと相見積もりで負ける」と心配される方もいますが、AI経由でもウェブ経由でも、いまのお客様は書いていない会社を候補から外してから比べ始めます。書かないことのほうが失点です。

やるべきこと3:構造化データを入れる

構造化データとは、ページの内容を機械が読み取りやすい形式で添えておく「名札」のようなものです。会社名、住所、よくある質問と答えなどを、決められた書式でページに埋め込みます。

これは少し技術的な話なので、制作会社に「構造化データは入っていますか」と聞くだけでも構いません。当社もつい先日、このサイト全体にパンくず・記事情報・FAQの構造化データを整備したところです。 自分たちで勧めることは、まず自分たちでやる方針です。

やるべきこと4:口コミと第三者の声を育てる

AIは、会社が自分で言っていることより、第三者が言っていることを重く見る傾向があります。人間と同じです。

Googleビジネスプロフィールの口コミを集めて、全部に返信する。この基本は「Googleの口コミにどう返信する?」にまとめました。見返りを渡して書かせる方法が使えないのも、同じ理由で変わりません。

やるべきこと5:発信を続ける

更新が何年も止まっているサイトと、毎月動いているサイト。どちらの情報が「いまも営業している、いまの情報」として扱われやすいかは、説明するまでもありません。月1回の記事でも、続いていること自体が情報になります。

信じなくていい話

ここからが、この記事でいちばん書きたかったことです。

  • 「AIの回答に必ず載せます」 — 誰にも保証できません。AIの回答は質問の仕方や時期で毎回変わり、外部から直接操作する方法は存在しません。「必ず」と言われたら、根拠を聞いてください。
  • 「今だけのLLMO対策パッケージ、数十万円」 — 中身を確認してください。上の5つ(表記統一・FAQ整備・構造化データ・口コミ・継続発信)に高い名前を付け直しただけのことが多いです。
  • 「裏技があります」 — 検索エンジンの裏技が数年おきに無効化されて、頼った会社ごと沈んできたのがこの業界の歴史です。AIでも同じことが起きると考えるのが安全です。

順位保証を信じなくていいのと同じ構図です。新しい言葉が出てきたときほど、古い判断基準(何を・いくらで・どこまでやるのか)が役に立ちます。

自分で確認する方法(無料・3分)

対策の前に、現在地を見ておきましょう。

  • ChatGPTやGeminiに「(地域名) (業種) おすすめ」と聞いてみる
  • Googleで自社の業種を検索して、AIによる概要に何が出るか見てみる
  • Googleマップで自社を検索して、情報が最新か確認する

自社が出てこなくても、落ち込む必要はありません。多くの地域・業種では、AIもまだ地図と口コミを主な材料にしています。つまり、いまから基本を整えれば十分間に合う段階です。

当社の正直な現在地

当社もこのサイトに構造化データとFAQを整備し、コラムの発信を続けている段階です。「これでAIにおすすめされるようになりました」とは、まだ言えません。効果はこれから計測します。分かったことは、良くても悪くてもこのコラムで報告するつもりです。

確実に言えるのは一つだけです。AIが読みに来るのは、ウェブ上にある正直な情報だということ。だから、やるべきことは昔から変わっていません。

まとめ

  • AI検索対策の8割は、昔ながらの情報整備(表記統一・質問に答えるページ・構造化データ・口コミ・継続発信)
  • 「必ず載せます」「裏技」は信じなくていい。誰もAIの回答を直接操作できない
  • まず無料の3分チェックで現在地を確認。多くの業種ではまだ十分間に合う

ご相談ください

「うちの場合、5つのうちどれから手をつけるべきか」

現状のホームページとGoogleビジネスプロフィールを拝見すれば、優先順位をお伝えできます。地図まわりとあわせて整えたい場合は、AI検索への備えを含む「Googleマップ対策(丸投げMEO)」のプランもあります。範囲と料金はページに明記しています。なお、AIの回答への掲載や表示順位を保証するものではありません。ここまで読んでいただいた方には、その理由も伝わっているはずです。

初回のご相談は無料です。かしこまった相談はまだ早い、という段階であれば、LINEからお気軽にお声がけください。

株式会社AI導線設計
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